【石ちゃんエッセイ 第50回】
2020年10月14日 【石ちゃんエッセイ 第50回】
日本のホテルの料金は高いか安いか。Bクラス以下のホテル料金を比べるとまあ同じくらいかな。問題は高級と呼ばれるホテルだ。比較するのは東京や大阪などの大都会、あるいは京都箱根などの人気リゾート。相手は国際的大都市であると同時に、世界で人気の観光地でもあるニューヨーク、ロンドン、パリである。
そこでの高級ホテルの料金は日本の倍近い。リーマンショックからようやく立ち直った日本のホテル料金もやっと本来の価格に戻ってきたが、そもそももう何十年も前から安いのだ。
日本は土地が高いからホテル料金は高い、と思われがちだが、世界的にみればこれが実情だ。一つには日本にはそうした高額なホテルを利用する客層が薄いということがある。日本は大きな貧富の差がないかわり、極端な富裕層も少ない。もともと需要がないのだ。
その反面、日本のホテルで働く人の平均所得は世界のホテル産業と比べれば高い。これをどうみるか。いろいろ問題提起されとところだ。
ちょっと時間をあげるから、まず自分で考えてみて欲しい。
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