【石ちゃんエッセイ 第29回】
2020年05月13日 【石ちゃんエッセイ 第29回】
ホテルを分類したりその歴史を話すとき、我々は大型ホテルだの、高層ホテルだのと平気で言っているが、それは実は結果論に過ぎない。なんの結果なのか。それは建築技術の結果なのだ。
20世紀の初めにアメリカに登場した3000室の大型ホテルはそれを可能にする資材や技術の登場の結果であり、初めから3000室ホテルを目指したのではない。高層ホテルもしかり。短時間に高層に客を運べるエレベーターがあればこそ、である。
さらに今はやりの複合ビル、オフィスや住宅との一体型ビル内のホテル。天井の高さはオフィス、住宅、ホテル、それぞれ違う。こんな面倒なことができるのも、そうした技術が登場したおかげなのである。
ホテルの最大の商品は建物であり、豪華な客室、おいしい食事、すばらしいサービスも建物あってこそなのである。もっと建物に目を向けよう。
20世紀の初めにアメリカに登場した3000室の大型ホテルはそれを可能にする資材や技術の登場の結果であり、初めから3000室ホテルを目指したのではない。高層ホテルもしかり。短時間に高層に客を運べるエレベーターがあればこそ、である。
さらに今はやりの複合ビル、オフィスや住宅との一体型ビル内のホテル。天井の高さはオフィス、住宅、ホテル、それぞれ違う。こんな面倒なことができるのも、そうした技術が登場したおかげなのである。
ホテルの最大の商品は建物であり、豪華な客室、おいしい食事、すばらしいサービスも建物あってこそなのである。もっと建物に目を向けよう。
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